エアコンのトラッキング現象

エアコンのクリーニングを依頼され分解作業を始めると何やら黒いゴマのような物がポロポロ落ちてきます。エアコン内部をよく見ると黒いゴマのような物があちこちに張り付いています。


室内機の下の床にも(もうこの時点で嫌~な予感) 普段より余計慎重に分解、洗浄、組み立てを済ませお客様立会いで動作確認をし、この日は無事終了。

それから1週間後にTEL 「リモコンを操作していないのにランプが点滅、ルーバーが勝手に動くので来て見てくださいとの依頼」内心やっぱり出たかの思い。

エアコン内部のゴキブリの糞尿によるトラッキング現象

これはゴキブリの糞尿によるトラッキング現象です。左の画像の様に基盤にゴキブリが糞尿を撒き散らし本来とは異なる電気回路を形成し誤動作が起きる現象です。

プラグを長い期間コンセントに差し込んだままにしておくと、プラグとコンセントの隙間にホコリがたまり、このホコリが原因で発火につながる現象を「トラッキング現象」といいます。

エアコン室内機や他の家電でもトラッキング現象は起きます。

ゴキブリは暗くて温かい所を好みます。エアコンに限らずTVなどいろんな電化製品で起きる現象です。

右の画像はトラキッング現象などを未然に防ぐために基盤に特殊なコーティングが施されている基盤を使います。(手前の黄色く見える基盤)

トラッキング防止のコーテング

夜中に点けてもいないエアコンが動き出したら不気味です。屋内でゴキブリを見かけたら早めの駆除が大切です。見た目に不快なだけでなく細菌などをあちこち撒き散らします。

電気製品にかかわる火災は、東京消防庁管内で毎年1,000件前後発生しているそうです。その内の数%はゴキブリが犯人です。

今回のトラッキング現象とは別にエアコン室内機からの出火が年間300件近く有り、その数が増加しているとのTV報道がされていました。原因は室内機を別の場所に移動した際、短かくなったコードを素人が継ぎ足したことなどでした。

配線を「ねじり接続」で簡単に済ました事が原因でスパークを起こし火事になったとの事。電気工事士の資格を持つ業者に依頼してください。

配線の接続方法や使用は電気容量に見合った電線を使う必要があります。
電技解釈や内線規程なんかでも最小は1.6になっているとおもいますが、これはあくまでも基準となる銅線というだけで、そこから配管に入れたり(もしくはVVF、VAになったり)、距離が長くなったりで許容電流が減ってゆきます。

VVFは外側の被覆が配管に入れてるのと同じように解釈されるので、許容電流が減ってます。ですので電気工事士の資格がある人が施工する必要があります。

業務用エアコン洗浄・空調機掃除