フローリングワックスの有用性と正しい補修方法
フローリングの美観維持と耐久性を保つために、定期的なワックスがけは非常に有効です。
実際の経験をもとに、ワックスの必要性と自分でできる部分補修の方法を解説します。
フローリングにワックスをかけるべき理由
結論から言えば、フローリングにはワックスをかけた方が良いです。
ワックスの主な目的は「床の保護」「スリップ防止」「美観の維持」です。
Yahoo!知恵袋や教えて!gooなどの回答を見ても、ほとんどの方がワックス施工を推奨しています。
27年前に新築した際、大工さんから「木は呼吸しているからワックスはしないほうが良い」と言われ、十数年間放置しました。 その結果、キャスター付き椅子の下は割れ・ささくれが発生し、南窓付近は紫外線で乾燥・変色しました。
そこで床リペアを学び、傷や割れをパテで補修し、オイルステインで色を整え、ワックス塗布と剥離を自分で行うようになりました。 フローリングの貼り替えを業者に依頼すれば6畳で約15万円、自宅全体なら80万円相当。 ですが、自分で補修できれば費用を大幅に節約できます。
おすすめの部分補修用フローリングワックス
最も簡単で扱いやすいのは、混合樹脂系ワックス(ウレタン樹脂+アクリル樹脂)です。 ホームセンターで販売されている「リンレイ オール」などの製品がおすすめ。 塗布後は滑りにくく、自然な光沢で見た目も美しくなります。
部分補修のやり方
- 汚れが目立つ部分(人の通り道)だけをマスキングテープで養生します。
- 養生範囲を剥離剤で軽く拭き取ります。
- 乾燥させた後、新しいワックスを塗布。
- 1週間ほどで光沢の差が自然に馴染みます。
家具の下は綺麗なままなので、移動の必要はありません。 40年持つといわれるフロアコーティングでも、実際の耐用年数は17〜18年程度。 剥離作業は非常に大変で、業者依頼の場合は費用が高額になります。
その点、部分補修型のフローリングワックスは主婦の方でも簡単に行えます。 「リンレイ オール」1本(約680円)で30畳ほど施工可能。部分補修なら費用はその10分の1以下です。

