日々のお掃除のお役立ち情報

知ってることで、節約できたり、お掃除がラクになったり・・・業務用空調機洗浄や、ハウスクリーニングを通じ、感じたことを紹介します。

壁掛けタイプエアコンの水平ルーバーの割れた爪、修復方法
ルーバーのモーター軸割れ

ルーバーの爪割れルーバーの羽根をモーター軸から外すにはちょっとしたコツがあります。真ん中の爪を外した後ルーバーを少しS字>に曲げると簡単に外れます。その時ルーバーはモーター軸と水平を維持します。この時点で角度をつけると爪が割れます。
爪が割れるとモーターの力が掛からず動きません。ダラ~ンと開きっぱなしになります。修復方法は魚釣りのテグスまたは糸を2,3回巻いた後、接着剤で固定します。当店はサービスで修理しています。ちょっとしたことですがお客様に喜ばれています。

エアコン洗浄の際の分解はどこまでがベストか?

エアコン吹き出し口のカビ
ズバリ!ドレンパン(発泡スチロール製の水受け)までは外して手でクリーニングをするです。
完全分解高圧洗浄を謳っている大手の業者でもリスク(組み立て復元が難儀な事がある)が有り、外さないのが現状です。なぜドレンパンまで外したほうが良いかといいますと、
①ドレンパンを外せば、奥まで手で洗える。
②臭いと汚れの大元であるドレンパンの汚れを除去できる。
③除き切らない汚れがドレンに詰まり後々、水漏れ原因となります。
当店でもドレンパン分解は追加料金となりますが、洗浄率を上げるためここまでは分解したいですね。安い料金のお店は確認した方がよいのでは。

エアコンクリーニングのタイミング

エアコンクリーニングのタイミングで 作業していると周りの方からよくアコンクリーニングのタイミングを質問されます。フィルターの所以外は汚れ具合が確認しづらいので判断に迷っている方が多いですね。
私がお答えする洗浄のタイミングは①臭いがする。原因は熱交換器やドレンパンにカビが発生しているからです。これは分解して高圧洗浄しかありません。
②に吹き出し口から中をのぞくと黒い点々が見える。臭いは気にならなくても近い内に臭って来ます。
ご家族に子供、お年寄り、呼吸器疾患の方がいる場合は早めの分解洗浄をお勧めしています。医者にかかるより安上がりです。

エアコン室外機設置には風の流れるスペースが必要

今年は例年よりエアコンクリーニングの依頼が多いですね。
節電の意識がそうさせるのでしょうか?
分解洗浄中、後ろで依頼されたお客様がよくエアコンの効きが悪いとおっしゃいます。室外機に目をやると壁にピッタリと設置しています。

熱交換器の働きを良くするためには壁から15cmは離して置くと効率が良く、また電気代の節約になります。
スペースに余裕が無い場合でもプロペラ側を斜めにスペースを取るだけでも効果あります。

ぜひ一度室外機の周りにスペースがあるか植木などでふさいでないか確認してください。

浴槽のエプロン内部をチェック

新しくマンションなどに入居される場合、事前に間取りなど下見に行きますが、 その際、浴槽のエプロンが取り外せるタイプかどうかの確認をお勧めします。

当然ですが内部は皮脂、石鹸、カビで汚れています。内部は高圧洗浄機などの道具が無ければ綺麗にはなりません。
引き渡し前にハウスクリーニングが入っても安い労賃ですと作業しない場合があります。 不動産屋さんに浴槽のエプロン内部を洗浄するよう依頼することをお勧めします。

活性炭や竹炭で効果的な臭い対策

美容室の臭い対策、美容室のエアコンクリーニングを多く依頼されます。臭いを気にするお客さんがおられるとのこと、パーマ液などのアルカリが臭いの元です。
エアコンクリーニングで軽減は出来ますが、根本的な改善は出来ません。
対策として消臭方式をお勧めします。代表的なものは活性炭や竹炭などで多孔質(穴が一杯ある)で表面積が大きいのが特徴です。 ちなみに髪の毛にニオイが付きやすいのも表面積が大きいからなのです。
利点は物理的に吸着するのでニオイの種類は問わない点です。 欠点は表面積が一杯になると再びニオイ分子は飛び出しクサクなることがある点です。 部屋の四隅にインテリアとして置くのもオシャレですし、安価です。

くすんだ水栓金具をピカピカに☆

道具:クレンザー、ジーパン生地(デニムでも可)、竹串でけでキレイにできます。方法はクレンザーを生地に付け金具を擦る。細かい部分はクレンザーを付けた生地を竹串で掃除します。
金具の裏側は生地を細長くして使用します。注意点は金具に傷をつけない様ドライバーなど金属製ではなく竹串を使うこと、生地はやや薄目が扱いやすいです。
この方法で浴室の洗面器などのヌルヌルが綺麗になります。

エアコンの「 脱臭・防臭・防カビの効果」の有効期限

エアコンフィルターに付いている脱臭・防臭・防カビのカートリッジ、各メーカ、仕組みや名称は違いますが、その役割は集塵よりも脱臭や防カビ、防臭効果を発揮するフィルターカートリッジです。
見た目はフィルターですが、その表面に脱臭効果や防カビ効果のある活性炭やカテキンの成分等が塗布されていて、エアコンが部屋の空気を吸い込んだ際にその空気清浄フィルターを空気が通る際にその成分がエアコン内部に循環し、脱臭・防臭・防カビの効果を発揮するという仕組みです。
この「空気清浄器」の取り扱いが解っていないケースが多々あります。
説明書を見ればいいのですが、まず見ないですよね。この「空気清浄器」には有効期限があります。
メーカーによって異なりますが、1~1年半です。ですから交換(1,000~3,000円)しなければなりません。そのまま付ぱなしにしていると脱臭・防臭・防カビの効果どころかカビ温床の原因となります。
ハウスクリーニング業者の方でこれを洗浄し再装着する方もいます。有効期限が過ぎ新たに購入するのが面倒な場合思い切って破棄する方が良いです。つけていても脱臭・防臭・防カビの効果はありません。

エアコンの冷房と除湿の違い

冷房は、部屋の空気の 「温度」を下げることを目的にした機能です。一方、除湿は、部屋の空気の 「湿度」を下げることを目的にした機能です。「ドライ」とも言います。
空気は温度が高いと多くの水分を蓄えることができ、温度が低いと水分を蓄え事ができません。空気の温度が下がると、 水分をあまりたくわえることができなくなります。空気中にいられなくなった水分は、水滴としてあふれ出ます。
夏に冷蔵庫から冷えた ジュースを出すと、コップのまわりに水滴が付きます。これは、冷たいコップにふれて空気の温度が下がったために、 空気中にいられなくなった水分です。
除湿はこれと同じことをして、空気中の水分をあつめます。まず、エアコンが湿度の高い部屋の空気をすいこみ、 熱交換器で熱をうばって温度を下げる。
すると、空気中にいられなくなった水分が、水滴として熱交換器に付着します。それをあつめて、ホースで部屋の外に出します。水分を取ったあとのさらさらの空気は、また部屋に戻される
これをくり返すことで、部屋の水分をどんどん外に出して、湿度を下げます。
ちなみに、除湿には、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という2つのタイプがあります。水分を外に追い出すしくみは同じですが、部屋に戻す際の空気の 温度が違います。
「弱冷房除湿」は、水分をあつめるために温度を下げた空気を、そのまま部屋に戻します。これは、弱い冷房をかけているのと同じようなものだから、肌寒く感じることがあります。
そして「再熱除湿」は、温度を下げた空気を、ちょうど良い温度に温め直してから部屋にもどします。部屋の温度を下げずに湿度だけを下げるところが弱冷房除湿と大きく異なります。

上手な冷房と除湿の使い分け

「温度」が高くなる真夏などは、「冷房」を、「湿度」が高いときには「除湿」を使う。特に、梅雨などじめじめしたときには、はだざむくならない「再熱除湿」がおすすめです。体の冷えすぎは健康にもよくありません。
電気代をおさえたいときは、弱冷房除湿や、高めの温度に設定した冷房がおすすめです。