空調機の分解作業が難しいケース

エアコン分解洗浄のご依頼で注意しなければならないことがあります。それはリミットスイッチというものです。
リミットスイッチとは簡単に説明すると、自動お掃除中にフィルターの動きを感知して、「ここで行き止まりですよー。 バックしてくださーい」とエアコンの脳みそに知らせるセンサーのことです。このリミットスイッチが外せない機種があることです。

リミットスイッチの位置と機種

シャープお掃除エアコン。キレイオン(KIREION)AY-Y40SC、AY-Y40STです。
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リミットスイッチ

リミットスイッチ写真はエアコンの最上部を斜め前方から見ています。

分かりにくいと思いますが、写真の左側、アルミフィン(熱交換器とも言います)の頂上の奥に見える黒と茶色の部品がリミットスイッチです。

正面からはアルミフィンが邪魔。上側は本体キャビネットが覆いかぶさっているので、リミットスイッチに触ることが出来ません。

安全に分解し、クリーニングするならば、冷媒の銅パイプを外し壁から降ろして、持ち帰りで分解修理(オーバーホール)の方法しかありません。
料金は5万前後です。ですのでシャープお掃除エアコン。キレイオン(KIREION)AY-Y40SC、AY-Y40STの2機種に関してはお受けしていません。 ないしはお掃除機能のガイドを外さないエアコンクリーニングとなります。

またリミットスイッチはパネルなどの組み立て異常のセンサーとしても使われています。 お客様ご自身で空調機を分解組み立てをしてエラーコードC7(ダイキンの場合)が出た場合は室内機パネル開閉機構の異常となります。

この場合は再度リミットスイッチの位置を確認し、パネルを再組み立てをすればほぼエラーは消えます。

設置状況と機種

パナソニック ナノイーは左サイドにダストボックスのコネクターがありそれを外すには指が入るスペースが必要です。

例えばパナソニックのナノイーなどは左サイドにコネクターがあり、画像のように左壁に指の入るスペースがない場合など作業ができない場合が有ります。